「代表格マサッチョ、永久クリース入りウールパンツ」
センタークリースの代わりにピンタックを取り入れたアイコン的存在のサイドギャザードローコードパンツ”MASACCIO”。ピンタックなしのマサッチョもありますが、ジャブスのスタイルを存分に味わうならピンタックありの方ではないでしょうか。セットアップ対応のジャケット”STROZZI”と合わせたスーツスタイルだとクラシック薫るモード感に溢れます。

「ジャブスらしいスーパースリムフィット」
”ちょいゆる”がトレンドの中でも一目でジャブスと分かるスリムはパンツは健在。ピチピチにはならない絶妙な細さと、ヒップから裾までスーッと流れる美しいテーパードラインは、脚を細く長く見せてくれます。ウエストにはゴム入りのサイドギャザーが施されているのでウエストが楽チンで、その穿き心地にもクセになる人が続出。トレンドと裏腹だったとしても根強い人気があることに頷けます。

「秋冬の定番、ほどよく起毛したテクノウールのフランネル」
約7割のウールにポリエステルとエラスタンを混紡した太めの糸を使用した平織りのフランネル。表面を軽く起毛させることで保温性が増し、秋冬に欠かせない生地のひとつです。テクノウールには、1インチ(2.54cm)間で5mmほど伸びるストレッチ性があり、手洗いでご家庭での洗濯ができるのも特長です。ジャージーと比較するとストレッチ性にはかなり劣りますが、ウール100%素材の見た目で、このクオリティなら文句なしです。

「普段のイタリアサイズと同じかワンサイズアップか。。。」
ジャブスの意匠するシルエットを追求するなら、普段と同じサイズで問題ないかと思います。しかしながら、こちらは素材の特性上、生産工程のプレス仕上げで、全体的に若干縮みが生じています。普段、パンツをタイトめで穿かれている方は、ワンサイズアップがよろしいかと思います。サイドギャザーなのでウエストの寸法には、さほど慎重にならなくても大丈夫です。44=S 46=M 48=L 50=XL が日本サイズでの目安になります。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 62kg［44サイズ着用］
普段、日本のスーツ規格だとA5(胸囲90-ウエスト80)、日本サイズではSかM、イタリアサイズのジャケットはラルディーニ(LARDINI)、タリアトーレ(TAGLIATORE)、チルコロ1901(CIRCOLO1901)で44、パンツはジェルマーノ(GERMANO)、PT TORINOでは44、デニムはヤコブコーエン(JACOB COHEN)、シヴィリア(SIVIGLIA)で30か31を主に着用しています。こちらは44サイズで、ヒップと腿周りがピチピチの一歩手前といったタイトさで、他素材のマサッチョよりスリムに見えます。46サイズだとヒップはちょうど良いのですが、腿周りのダブつきが少し気になりました。44サイズでもお尻に食い込む事はないので、前からのシルエットを重視して44サイズに落ち着きました。

”日本人ディレクターとイタリアメーカーの融合が生んだオシャレさ”
ジャブスアルキヴィオは、1953年にジャンカルロ・バレリーニ氏がイタリア・フィレンツェで創業したパンツ専業ファクトリー。60年以上、パンツのみを生産し続けた高い技術で、メゾンブランドのOEMを請け負い厚い信頼を得ています。ベーシックなアイテムで留まることなく、バレリーニの孫であるコジモとロレンツォによって、前衛的なパンツブランドとして始動。ミラノ在住の中新井淳平氏をクリエイティブディレクターに迎え、クラシックの要素にトレンドを落とし込み、そこに先鋭的なエッセンスを取り入れています。ジャブスの代表格マサッチョ(MASACCIO)は、BEAMSなどのセレクトショップで別注がされるほどで、近年ではカットソーアイテムも展開するなど、多方面から注目を集めています。イタリアのパンツブランドはインコテックス(INCOTEX)、ベルウィッチ(BERWICH)、ピーティートリノ(PT TORINO)、ジーティーアー(GTA)、ジェルマーノ(GERMANO)、シヴィリア(SIVIGLIA)、ヤコブコーエン(JACOB COHEN)など数多くあり、イタリア人のパンツに対するこだわりが伺えます。

MODEL DATA
Height : 172cm / Weight : 62kg
Size : 44