クラッハーは天然甘口ワインの世界的生産者です。1981年に初代アロイス・クラッハーから息子のアロイス・クラッハーがワイン造りを受け継ぎ、現在は3代目のゲオハルト・クラッハーが受け継いでます。1991年が20世紀最大の甘口ワインのヴィンテージとなったことからこの年よりクラッハーのワインは国内外での地位を確立しました。この年ワイン造りは本業となり、以来イギリスのインターナショナルワインチャレンジにおいて「Sweetwine maker of the year」を8回受賞するという快挙を成し遂げました。
※商品写真のようにラベルに汚れ等あるものがございます。希少アイテムのため代替品等はありません。ご承知おきの上お買い求めください。
多くのワインが高評価を獲得する貴腐ワイン最高の作り手「クラッハー」のプレミアムワインコンポーネント1996!
クラッハーは天然甘口ワインの世界的生産者です。1981年に初代アロイス・クラッハーから息子のアロイス・クラッハーがワイン造りを受け継ぎ、現在は3代目のゲオハルト・クラッハーが受け継いでます。1991年が20世紀最大の甘口ワインのヴィンテージとなったことからこの年よりクラッハーのワインは国内外での地位を確立しました。この年ワイン造りは本業となり、以来イギリスのインターナショナルワインチャレンジにおいて「Sweetwine maker of the year」を8回受賞するという快挙を成し遂げました。
クラッハーの葡萄畑はオーストリア、ノイジードラーゼ、イルミッツにあります。全長36km、最大水深2mというノイジードラーゼ湖の東側に階段状になっている砂と砂利質の土壌の畑です。湖のまわりには20以上の小さい池があり、秋には朝霧が発生します。それにより葡萄の実にボトリティス菌がつき、この菌は葡萄から水分を奪い、糖度の高い葡萄となります。この特別な環境が甘口ワインを産むのです。
「ヌンマー 3 ショイレーベ トロッケンベーレン・アウスレーゼ ツヴァイッシェン・デン・ゼーン」は、伝統的な製法であるステンレスタンク、あるいは大樽でゆっくりと醗酵させるフレッシュでフルーティな味わいを表現した「ツヴァイッシェン・デン・ゼーン」(湖の間)と呼ばれる製法にて造られます。甘みのある桃やアプリコット、ラズベリーやレモンの香りが詰まった1本です。
■テクニカル情報■
醸造:大樽で発酵を行った後、20ヵ月の熟成
アルコール度:11.6%
総酸度:9.6g/l
残糖度:176.2g/l
生産量:2800L
■クラッハーの醸造方法■
クラッハーではふたつの異なる醸造方法を採用しています。この地の伝統的な製法であるステンレスタンク、あるいは大樽でゆっくりと醗酵させるフレッシュでフルーティな味わいを表現した「ツヴァイッシェン・デン・ゼーン」(湖の間)と呼ばれる製法。一方ソーテルヌワインに敬意を表した製法「ヌーベルバーグ」(新しい波)は上品なバリック樽で熟成したシリーズ。プレミアムコンポーネントにはこのふたつの醸造方法で作られたワインが存在しています。
KRACHER NUMMER 3 SCHEUREBE TROCKENBEERENAUSLESE 1996 ZWESCHEN DEN SEEN
クラッハー ヌンマー 3 ショイレーベ トロッケンベーレン・アウスレーゼ ツヴァイッシェン・デン・ゼーン
生産地:オーストリア ブルゲンラント
原産地呼称:DAC. BURGENLAND
ぶどう品種:ショイレーベ 100%
アルコール度数:11.6%
味わい:白ワイン 極甘口 貴腐ワイン
■貴腐ぶどう(ウエルシュリースリングやショイレーベ)収穫の様子■
【古酒について、当店からのお願い】
オールドヴィンテージのワインは必ず休息させることが必要です。休ませずに抜栓してしまうと本来の味わいは全く表れてきません。商品到着後、最低でも2週間は休ませてください。
●古酒特有のボトル傷や汚れがございます。
●澱がございますので、商品到着後はボトルを立てた状態で、澱が沈み落ち着くまで休息させてから(最低でも1か月、出来れば2カ月以上)抜栓してください。
●熟成による色調の変化(白ワインは黄金色に、赤ワインはレンガ色に)や、香り、味わいが複雑に変化している可能性があります。これらは古酒の特徴です。 熟成されたワイン(古酒)ですのでボトルバリエーション等ございます。それをご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。
KRACHER / クラッハー
オーストリア最高の貴腐ワインの造り手、クラッハー!
ディケムの元オーナー・サリュース侯、エゴン・ミュラー、トカイのイシュトヴァーン・セプシーとともに、天然甘口のフォーラム「ボトリティス・フォーラム」を立ち上げている世界的に有名な甘口ワインメーカー。
クラッハーは天然甘口ワインの世界的生産者です。1981年に初代アロイス・クラッハーから息子のアロイス・クラッハーがワイン造りを受け継ぎ、現在は3代目のゲオハルト・クラッハーが受け継いでます。クラッハーがあるのは、ブルゲンラントの湖水地方東部のハンガリーとの国境に広がる地です。この地区には、大小多数の池が点在しており、大陸性のパノニア気候で夏は暑く乾燥しており、冬は非常に寒いにもかかわらずノイジードラーゼ湖の広い水面により極端な気候の差が緩和され、葡萄栽培に非常に重要な独特の局地的微気候です。
湖からの蒸気、数々の池や湿った草原により秋にはしばしば夕霧が立ち、翌日の午前秋の太陽に乾かされるまで残ります。この湿度と暖かさの変化は、ノイジードラーゼ湖周辺にほとんど毎日発生し、ベーレンアウスレーゼやトロッケンベーレンアウスレーゼに欠かせない貴重なボトリティスシネリア菌(貴腐菌)の前提条件です。
畑ではブドウの樹の「ストレス」の為に埴樹密度は高くされています。収量は低く高い糖度の葡萄となります。また、彼の貴腐ワイン、ウェルシュリースリング・トロッケンベーレンアウスレーゼ00はロバート・パーカーから99点の評価を得て、トリプルAの地位を確立し、天然甘口ワインの生産者として世界的に有名な造り手に成長を遂げました。
■甘さの秘密:貴腐と凍てつく寒さ■
クラッハー家のワインは自然の甘口ワインです。甘さと多様な香りは醸造技術によるものではありません。専ら、ブドウの実のエキスに含まれる天然成分なのです。これだけの凝縮度は二つの方法で可能となります。一つは貴腐そしてもう一つが霜です。
■貴腐による甘口ワイン■
「アウスレーゼ」「ベーレンアウスレーゼ」そして「トロッケンベーレンアウスレーゼ」という名のつくワインは、必ずと言っていいほどカビの一種「ボトリティス菌」が付着したブドウから造られます。この菌はブドウの実から水分を奪い、ブドウは干しブドウのように縮み、これによって糖分、酸と香り成分が凝縮されます。発酵の際に、自然に発酵していない糖分が残留します。1リットル当たり130グラムあるいはそれ以上の場合もあります。同時にボトリティス菌は独自の香り成分を発生させ、これが熟成したワインにおいてトーストしたパンあるいはパネトーネを彷彿させる香りとなります。
ボトリティス菌の付着したブドウの作業には非常に繊細な感覚が必要です。貴腐ブドウは理想的な瞬間に摘まなければなりません。ブドウは相当に縮んではいるが、揮発性の酸はまだあまり多く発生させる前の状態でなければなりません。このためには、ブドウの木を厳密にセレクトしなければなりません。このために「Auslese(精選)」という名が付いているのです。ゲルハルト・クラッハーは一つ一つのブドウの理想的な時期を捕らえるために、収穫の際には最高8回ブドウ畑を回ってブドウを摘んでいきます。