伝統的な手仕事で生み出される上質さを極めたイタリア発のレザーサンダル

イタリアのトスカーナ州Santa maria A monteに拠点を置くサンダルブランド「Mario Doni（マリオドーニ）」。マリオドーニのサンダルは革の仕上げから製造に至るまでトスカーナの伝統的な手法を用い、熟練の職人によってひとつひとつ丁寧な手仕事で長い時間をかけて作られています。古くからの希少な手法で生み出されるサンダルは、上質なドレスシューズと同じように大切に履き続けることで革の質感や色合い、履き心地の良さなどが増していき、その人だけの最高の一足になっていきます。

マリオドーニのレザーサンダルは独自の工程を経て作られています。原料となる牛革は未加工のまま型が取られ、その後、手作業で植物由来の天然色素で染められます。仕上げに職人が刷毛で色付けし、外気で乾燥させます。この工程はTUFFATO（トゥッファート）と呼ばれるもので、極めて正確な作業が求められ、生産に手間と時間がかかるという理由から今ではほとんど行われていません。マリオドーニが作るトゥッファートレザーサンダルは、味わい深い発色と革本来のナチュラルな風合い、透き通るような艶に加え、失われつつあるイタリアのクラフトマンシップを存分に楽しむことができます。

色気と抜け感のバランスが絶妙なワイドストラップサンダル「Livorno」

当店初登場となる「Mario Doni（マリオドーニ）」。ファーストシーズンは3モデルに絞って展開します。ご紹介するのは、幅広のストラップで甲を固定するワンストラップサンダル「Livorno（リヴォルノ）」になります。シャワーサンダルを彷彿させるシンプルデザインですが、アッパー部分の両サイドに入ったトライアングル型の切れ込みにより色気のある表情に様変わりしています。上質なレザーと秀逸な木型で形成されたスマートなシルエットにより、足の形状に沿ってやわらかくフィット。同系色のレザーソールとの相性も品がよく、大人びた雰囲気を漂わせます。また、甲を覆う立体的に巻き込まれたアッパーが足元のホールド感を確保し、インソールには柔らかな履き心地を感じさせてくれる低反発クッションを内蔵しているので、レザーソールからくる歩行時の疲れを軽減してくれます。正真正銘のイタリア製、履きこなしやすいシンプルなデザイン、ハンドメイドで上品さを感じさせるスタイリッシュなシルエット、それでいてこの価格は“買い”だと思います。

イタリアの伝統製法で鞣されたバケッタレザーが使用されているので大人に相応しい高級感があり、上品なデザインと相まってエレガントな雰囲気を漂わせます。ボリュームを抑えた細身木型の恩恵により、履いたときに足元がすっきりキレイに見える“大人顔レザーサンダル”のお手本と言える一足です。ショーツ（ショートパンツ）はもちろんこと、クリース入りのトラウザーズにもばっちり合うので幅広いコーディネートに活用して頂けます。

イタリアの伝統的な製法で鞣されたバケッタレザー「VACCHETTA」

使用されている革は、イタリアの伝統製法で鞣された「VACCHETTA（バケッタレザー）」になります。バケッタレザーとは、イタリア・トスカーナ地方で古来より伝統的に行われてきた植物から摘出した天然のタンニン（水溶性ポリフェノール化合物）で鞣した革の名称です。別名ベジタブルタンニンレザーとも呼ばれるこの革は、使い込むほどに艶が増し、味のある表情へと変化していき、使う人それぞれに違ったエイジング（経年変化）を楽しめることが特徴です。このサンダルに用いられているバケッタレザーは、肌目が細かく滑らかな質感でありながらも、しっかりとした厚みがあって丈夫で長持ちします。原皮はおそらくキップレザー（生後6ヶ月から2年以内の中牛革）だと思います。上質感と実用性を合わせ持つ、すごくバランスのいい革です。

バケッタレザーはタンニン濃度を少しずつ上げながら鞣していく必要があるため、完成までに30以上もの工程と2～3ヶ月に及ぶ長い時間がかかります。トスカーナ地方には、この何世紀にもわたる伝統製法を守り続けているタンナーが数千社あると言われています。化学薬品を使って短時間で鞣すクロムレザーに比べて何倍も高価なバケッタレザー。アレルギー性皮膚炎を防ぎ、環境にも配慮をしているバケッタレザーをふんだんに使用していてこの価格はリーズナブルです。

美しい艶、味わい深い発色、ナチュラルな風合いを生む「TUFFATO」

このレザーサンダルは独自の工程を経て作られています。原料となる牛革は未加工（未染色）のまま型が取られ、その後、植物由来の天然色素（タンニン）で染められます。マリオドーニでは主に栗、ケブラチョ、ミモザなどの樹皮から得られるエッセンスを使用し、仕上げに職人が刷毛で色付けし、外気で乾燥させます。この工程は「TUFFATO（トゥッファート）」と呼ばれるもので、極めて正確な作業が求められ、生産に手間と時間がかかるという理由から今ではほとんど行われていません。マリオドーニが作るトゥッファートレザーサンダルは、味わい深い発色と革本来のナチュラルな風合い、透き通るような艶に加え、失われつつあるイタリアのクラフトマンシップを存分に楽しむことができます。

流通している製品や革のほとんどが生きた素材の欠陥をカバーするために機械的に均一に着色されています。しかしマリオドーニでは革本来の質感を大切にしているため、本革の特徴からでるムラなどをカバーするのではなく、ナチュラルな風合いを味わっていただくための製品作りに励んでいます。独特の色ムラや革製品特有のシワなど個体差がありますので、あらかじめご了承ください。