ご紹介はチルコロ1901 カシミヤタッチジャージージャケットです。チルコロの代名詞とも言えるジャージー素材はループ(網目)を繰り返し作る工程で仕上げる編み物(ニット)の一種で織物では出せない抜群のストレッチ性を誇ります。本物にも引けを取らないカシミヤのような手触りとぬくもりをプラスした究極の秋冬ファブリックに、織り物と見分けがつかないほどリアルなチェック柄を高いプリント技術で再現しています。実際に手で触れてやっとジャージーと分かる驚きのテキスタイルです。

昨今のクラシック回帰の流れでトレンドが続いているブリティッシュ調のグレンプレイドに、イタリアらしい2つボタンにアウトポケットを合わせたデザイン。とにかく着心地が良くてクセになるチルコロのジャージャージャケットは、シワにもなりにくいので気軽に持ち歩けて羽織ることができるのも高いポイントです。

上質なコットンを使用し柔らかくもキックバック(伸びてから元に戻る力)が強く、随所に接着芯や伸び止めテープをしっかり使用し、共地の大身返しと背裏で型くずれの心配もありません。毛芯やパッドなどの副資材は使用せずに素材の特性を活かし、着脱をスムーズにするために袖のみ裏地を使用しています。

袖口は仮切羽ですが本開き仕様の始末になっており、開閉可能な本切羽にも容易にアップグレードできます。もちろん袖口からの丈詰めも可能です。

全体的に小さめの作りですがジャージージャケットはタイトに着用することで本来の着心地と魅力的なシルエットが出るので、サイズ選びの際は普段お召しのイタリアサイズと同じがよろしいかと思います。44-S 46-M 48-L 50-XLが標準のサイズ感になります。

【スタッフの着用感】
片山：172cm 62kg
日本規格のスーツではA5(胸囲90-ウエスト78)、カジュアルではS～M、イタリアサイズのジャケットはタリアトーレ、ラルディーニで44、シャツはフィナモレで38、ボルゾネッラで37を着用しています。チルコロは基本的にどのモデルも44ですが、こちらも44で問題ありません。ワンサイズアップの46でも大きいことはありませんが、余りジワが少し出てしまいます。袖丈は腕が短め(裄丈80cm)な私でくるぶしがすっぽり隠れる長さです。お直し不要で着用できるサイズ感です。

【 ブランド：CIRCOLO1901 / チルコロ1901 】
テキスタイルカンパニーのS.G.L.社で20年間経験を積んだジェラルド・ダルジェーニオ(Gennaro Dargenio)が発表したスウェットジャケットが業界に衝撃を与え、2009年に本格的に始動したニット・スウェットウェアのブランド。「イージークラシック(Easy-Classic)」をコンセプトにリラックスできるスウェット素材を使って、クラシックなテーラード仕立てにこだわっている。タリアトーレ(TAGLIATORE)、ラルディーニ(LARDINI)、ボリオリ(BOGLIOLI)、デペトリロ(De Petrillo)、ベルヴェスト( BELVEST)など数あるイタリアブランドの中でも、ニットやスウェット、ジャージー素材を使ったイージージャケットでは群を抜いていて、イタリアのファッション業界のみならず、日本のバイヤーからも一目置かれています。ブランド名のチルコロ(circolo)にはイタリア語でクラブやサークルの意味があり、1901はS.G.L.社が創業した年から由来している。